花粉症の食養療法
花粉症の原因
風媒花の花粉を吸い込んだために起こるアレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、気管支喘息などの総称。
マクロビオティック的には、花粉症が発症する一番の原因は乳製品、特に冷たい牛乳の摂取とされています。
牛乳以外にも、果汁、清涼飲料水などの水分摂取過多も花粉症を引き起こす要因となります。
他、極陰性である白砂糖、その他精製甘味料、砂糖の入った菓子、チョコレート、スパイス、添加物、農薬などの化学物質の摂取も原因となります。
花粉は軽く、舞い上がって飛散するという陰性の性質を持っているため、同じ陰性さを持った食品に反応し、鼻水や痰など粘性の排出現象が引き起こされると考えられています。
また、サラダを含む生食品も陰性のため良くありません。(漬物は良いです)
花粉症の食養療法
玄米ご飯を主食とします。黒米やキビ、アワなどの雑穀を混ぜて炊くのも良いです。
ソバやうどんなどの麺類、全粒粉のパスタなどはときどき摂ってかまいません。
穀物フレークなど、穀物を全粒のままでなく加工処理したものは避けた方が良いです。
花粉症には特に味噌が良いですから、毎日味噌汁(ゴボウ汁がおすすめです)や味噌おじやなどで摂るようにしましょう。
野菜の中では、ゴボウ、ニンジン、大根などの根菜を多めに使います。その他、青菜(小松菜、大根の葉など)、球形の野菜(かぼちゃ、キャベツ、玉ネギなど)も毎日組み合わせて食べましょう。ただしどの野菜も生では食べず、長く火を通し、味をやや濃い目にしてください。(きんぴらや小松菜と油揚げの煮浸しがおすすめです。)
根菜類と昆布の煮物、小豆カボチャも効果的です。
海藻類(昆布、わかめ、ひじき)は血液の質強化に有効ですから、ご飯に混ぜて炊いたり、味噌汁に入れたりして、積極的に摂りましょう。
花粉症の場合、豆の摂取量は控えめにします。小豆、レンズ豆など小さい豆を少量だけ摂るようにしましょう。豆製品の中では高野豆腐が最も望ましいです。