玄米ご飯の冷凍保存、解凍の仕方は?(蒸し器、電子レンジ)
炊いたら小分けにしてラップにくるむ
玄米は浸水にも時間がかかりますし、食べる都度に炊くのは手間がかかります。
ですから私はいつも、一度に5合の玄米を炊き、その日に食べる分だけよけたら残りは200gに小分けして冷凍保存しています。
方法は簡単。玄米ご飯が炊けたら、なるべく熱いうちにラップに小分けしてくるみます。このとき、あまり厚みが出ないよう、ご飯を平たく広げます。
できあがったご飯だんごは、手で触って少しぬるいかややひんやりするくらいまで温度が下がれば、保存袋(ジップロックなど)に入れ、冷凍庫に入れます。
これで、冷凍玄米ご飯の完成です。
↑凍った玄米ご飯
蒸し器での解凍方法
時間がたっぷりある休日などは、蒸し器で冷凍玄米ご飯を解凍するのも良いと思います。
解凍に15分ほどかかりますが、水分が失われず、炊きたてのようにふっくらしたできあがりになります。
まず、冷凍したご飯だんごのラップを、はがせるところまでそっとはがします。
↑上だけめくるようにしてはがすだけで大丈夫です。くっついているところは無理してはがさず、そのままにしておいてください。こうして少しラップを開放することで、ご飯に熱が通りやすくなります。
(ラップがご飯にくっつきすぎていてあまりはがれなかった場合、蒸し器に入れて5分ほど経過したあたりで菜箸などで広げて、続けて蒸してください。)
次に、蒸し器を用意します。私は鍋にセットして使うタイプのスチームプレートを使っています。
↑スチームプレートを使う場合、鍋に2㎝ほど(沸騰しても材料に水が触れない程度に)水を張り、スチームプレートを置き、クッキングシートを敷きます。
鍋を火にかけ、沸騰して十分に湯気が上がれば先ほどの玄米ご飯をラップごと置きます。そして、沸騰が続く程度に火を弱め、フタをして15分待ちます。
↑フタの間には乾いたふきんを挟み、ご飯に水滴がたれないようにします。ふきんは、火に触れないよう、フタの上で軽く結ぶと安心です。
↑15分後です。中心部分に箸を刺してみて、まだ少し固いようだと思ったら、軽くほぐすようにして再びフタをし、2~3分追加で蒸してください。
解凍が完了すればラップごとひきあげて、器に盛ります。
↑蒸し器で解凍した玄米ご飯です。冷めてもふっくら感と美味しさが残るのが最大の特長です。
電子レンジでの解凍方法
電子レンジを使う方法もオーソドックスだと思います。
200gのご飯だんごの場合、500Wで3分30秒というのがいつもの私のやり方です。
2018年追記:現在、一食分の玄米ご飯の量は「100g」です。
100gの場合、電子レンジで「500W、2分20秒」加熱しています。
電子レンジによる解凍はあまり自然とは言えないかもしれませんが、電子レンジを使用して時間を短縮しなければマクロビオティックを続けていられないという状況の方もいらっしゃると思います。
電子レンジを避けようとするあまり、玄米ご飯生活を続けられなくなるのは本末転倒です。
玄米ご飯を食べているというだけでも立派です。電子レンジを使って解凍した玄米ご飯でも、食べていれば健康は向上します。私はそうでした。
ですから、ご飯の解凍に時間をかけていられないときは電子レンジを使うと良いと思います。
冷凍、解凍で無理なく玄米生活
大量に炊いて冷凍保存し、食べるときに解凍するという方法は、楽に玄米ご飯生活を送るのに最適です。
時間のないときは電子レンジ、余裕があれば蒸し器……など、ご自身の生活スタイルに合わせて実践してみてください。
次項:独学への不安
次項『マクロビオティックを独学でやれるか不安です。』では、マクロビオティックを独学するということについての心構えを説明します。
補足:おすすめ有機玄米紹介
↑ここ10年ほど、こちらのお店(京の米職人)から有機玄米を真空パックで購入しています。梱包に清潔感があり、購入時に分つき米も選べるのが良いです。