2008年5月。マクロビオティック開始から一年一ヶ月。
親知らず抜歯後の歯ぐきはいつまでもブヨブヨで治らない。物を噛めない状況は続き、玄米粥とごぼう汁のペーストを食べる日々が続いていた。
はからずもストイックな食生活となり、マクロビオティック的にそれはそれで良かったのだが、噛めないというストレスは消し去りがたかった。
炭酸ジュースの代替品
何かストレスが減るような、楽しくて美味しい物はないか? 昔好きだったもの……自動販売機で売っていた、炭酸入りの梅ジュース。飲みたいなあ。でも白砂糖がたっぷり入っているから、どうも気が進まない。
家にある材料で何か作れないかと思いを巡らせ、ひらめいた。
↑ふらのぶどう果汁(100%)の炭酸水割り(2008.5.1)
100%のぶどう果汁を、シンプルな炭酸水で割ると、清涼飲料水を思わせる美味しいジュースになった。
それに、歯を使わなくても大丈夫。
私はこの炭酸ぶどうジュースが気に入って、おやつとしてよく飲むようになった。
マクロビオティック的には、果汁は陰性過剰なのであまり良くないということになるが、白砂糖よりはよほどマシという考えだ。
インスタント麺の代替品
もう一つ、過去に好きだったけれどマクロビオティックを始めて食べなくなったものを代替食で復活させた。インスタント麺だ。
↑自然食品会社ムソーが製造している、どんぶり麺 山菜そば。国産小麦粉使用で、化学調味料も使われていない。
これなら、よくふやかせば、モソモソと舌ですりつぶして食べることができた。
大学時代に、私は本当によくカップのインスタント麺を食べていた。「どんぶり麺山菜そば」は、市販のカップ麺に風味が近く、食べていて楽しかった。
こうして、昔好きだったジャンクなものたちをなるべく体に良いもので再現し、飲み食べることで、私は噛めないストレスをどうにか逃していた。
(「噛めるようになってきた~マクロビオティック実践記11」に続く)