2007年12月。マクロビオティック開始から8ヶ月。
「おにぎり・ごぼう汁定食誕生秘話」に詳しく書いたが、降りしきる雪にスキー授業を思い出し、そのとき食べた昼ご飯を再現した「おにぎり・ごぼう汁定食」が生まれる!
↑玄米おにぎり(梅干し、ごま)、ごぼう汁、もろみべったら漬け
(2007.12.1)
これが、現在に至るまで私の生命を支えるメニューとなる。史上最大に体調の良さをもたらしてくれた献立だ。
まず、よく噛んで食べ終えたとき、胃の中が「まあるい」感じがする。偏りがないのだ。バランス良く満たされる。
便通がますます良くなり、精神が冴え、体調も絶好調になった。しかも美味しくて、まったく飽きない。
あまりの飽きなさに、以降、食事がほとんどおにぎり・ごぼう汁定食となる。
間食に気を遣う
この頃は、必死で本を読んで理論の勉強を深めていた。先月の苦しい7号食実践でせっかく白砂糖への欲望を減らすことができたから、それを継続させるべく、間食に気を遣うようになっていた。
猛獣である肉体の欲望を眠らせておくために、白砂糖を与えて刺激しないように、「おやきや大福」の代わりに「干し芋や干し柿」をおやつにしていた。
アトピー症状の改善
アトピーにも良い変化があった。毎年、冬になると乾燥が強くなるせいで背中や腰に何カ所も丸い湿疹が出ていたのだが、それがほとんど出ないのだ。
何だか知らないけれど、マクロビオティックのおかげに違いない! マクロビオティックへの信頼度がぐっと増した。
食べ過ぎの失敗
一方、失敗も繰り返していた。私の場合は、今もそうなのだが、「食べ過ぎ」が問題だった。
かき揚げ丼の次にかき揚げそばを食べた日の夜、あまりの吐き気に目を覚まし、本当に吐くかと思ってビニール袋を握りしめながらうんうん苦しんだ。
ああ、油ものをめいっぱい食べると、吐きそうになるんだ。吐くというのは、下から上に吹き上げる現象だから陰性。つまり油ものの食べ過ぎは陰性過多につながる……。
なんて、失敗しながらも「転んでもただでは起きない!」の精神で学んでいった。そういう小さな失敗の積み重ねが、大きな知恵となってあとに生きてくると思う。
そしてこの月、体調はマクロビオティックによってどんどん良くなっている感じがあるのに、生理が来なかった。のびのびになってきていた生理周期が36日、32日と縮まってきて、安定感を見せ始めていた矢先だった。
だがそんなに気にしていなかった。まあこんなこともあるだろうと。生理ストップが、来月まで続くとは知らずに……。
(「白砂糖菓子の代わりに食べていた干し芋で銀歯が外れる~マクロビオティック実践記6」に続く)