私はそろそろ、「マクロビオティック」という
今まで、「自分だけのマクロビオティック」を追求して、一人で鎌をふるい、「我がマクロビオティック道」を切り開いてきた。
そしてその道が、どうやら一つの区切りを迎えたようなのだ。ゴールだ。視界をさえぎっていた草木はなくなり、見晴らしの良い頂上へと来た。
顔は泥だらけ。途中で何度も転んだから、すり傷もいっぱい作った。いまだに治りきらず、じくじくしている傷もある。それでも、私は自分だけのルートで頂上にやって来たのだ。
自分だけの健康道
ここからは「マクロビオティック道」ではないのだと、私は直感的に悟った。マクロビオティック道でのたくさんの経験を生かした、「私の健康道」。
その新たな道を歩む権利を、私は得たのだ。
独学で真剣にやってきたご褒美だ。
マクロビオティックに教えてもらったことがぎっしり書かれたノートは風呂敷に包み、後生大事に背負っていく。
古びた羅針盤もポケットに入れていく。
けれど私は巣立つのだ。頭を深々と下げて。今までありがとうございました、これからも頑張ります!
自分の健康法で生きていく
私と同じように巣立っていく人が見える。そんな私たちを怪訝そうな目で見つめ、再び自分の勉強に没頭する学生も見える。
さようなら学舎。
玄米ご飯が主食なのは変わらない。アレルギーゆえに肉、卵、牛乳を摂らないのは、生まれたときから変わらない。白砂糖も控えるだろう。
大きく何が変わるというわけではない。だが、歩む道は確実に変わるのだ。
もっと、自分だけの理論で。自分だけの感覚で。
自分の考えた健康法で生きていきたいのだ。
マクロビオティック山を出て、マクロビオティック道を越えて。
さあここからは私の健康道。
胸を張って行こう。
【マクロビオティック卒業後の食事法について】
追記:その後、マクロビオティックを卒業し、自分オリジナルの健康道に移行しました。↓
↑「玄米・ごぼう汁基本食」を食べたらあとは何を食べても自由という食事法です。