久司道夫のマクロビオティック入門編
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「久司道夫のマクロビオティック入門編」を読んだ感想
マクロビオティックにおける食のマニュアルのような本。「あとは自分で考えなさい」と突き放すのではなく、手とり足とり「これを食べなさい」と教えてくれます。何も考えなくても、何も知らなくても、とりあえずこの本に書いてある食べ物を食べれば自然と「マクロビオティック」になります。
桜沢氏(創設者)の論では「中庸」なる食品群は明示されておらず、陰から陽のグラデーションの中に食品が並べられている感じでしたが、本書では中庸の食品とは何かはっきり書かれています。『全粒穀物/豆類や豆を原料とした食品/温帯性の野菜/海藻/海水からとった天然のあら塩、植物油/刺激の強くない飲み物/ナッツ類/温帯性の果物/米あめ、麦あめなど精製していない自然甘味料』(p.86)
栄養学の観点からもマクロビオティックへの疑問に答えてくれており(マクロビオティック食でビタミンC、ビタミンB12は足りるのか、など)、今までマクロビオティックにまったく興味がなかった人にもとっつきやすい内容になっています。
『美しさと食生活』(p.117)には、女性として関心のあることがたくさん書かれており参考になりました。『ほくろやソバカスは悪い食物の燃えカス』(p.122)『海藻類が髪には一般的にいいのですが特にワカメや昆布などをおすすめします。』(p.131)
本書にはもともと健康な人がその健康を維持、向上させるためのメニューが載っているので、実行するのにまったく苦労はともなわないと思います。逆に、病気を治したいと思っている人や体の毒気をきれいに抜きたい人にはゆるやかに過ぎる内容と言えるかもしれません。
厳格なマクロビオティック食を知りたい方はまず桜沢如一氏著の『ゼン・マクロビオティック―自然の食物による究極の体質改善食療法』を読むことをおすすめします。そして、普段の食生活を整えるために本書を追加で読むとさらに良いと思います。
桜沢氏(創設者)の論では「中庸」なる食品群は明示されておらず、陰から陽のグラデーションの中に食品が並べられている感じでしたが、本書では中庸の食品とは何かはっきり書かれています。『全粒穀物/豆類や豆を原料とした食品/温帯性の野菜/海藻/海水からとった天然のあら塩、植物油/刺激の強くない飲み物/ナッツ類/温帯性の果物/米あめ、麦あめなど精製していない自然甘味料』(p.86)
栄養学の観点からもマクロビオティックへの疑問に答えてくれており(マクロビオティック食でビタミンC、ビタミンB12は足りるのか、など)、今までマクロビオティックにまったく興味がなかった人にもとっつきやすい内容になっています。
『美しさと食生活』(p.117)には、女性として関心のあることがたくさん書かれており参考になりました。『ほくろやソバカスは悪い食物の燃えカス』(p.122)『海藻類が髪には一般的にいいのですが特にワカメや昆布などをおすすめします。』(p.131)
本書にはもともと健康な人がその健康を維持、向上させるためのメニューが載っているので、実行するのにまったく苦労はともなわないと思います。逆に、病気を治したいと思っている人や体の毒気をきれいに抜きたい人にはゆるやかに過ぎる内容と言えるかもしれません。
厳格なマクロビオティック食を知りたい方はまず桜沢如一氏著の『ゼン・マクロビオティック―自然の食物による究極の体質改善食療法』を読むことをおすすめします。そして、普段の食生活を整えるために本書を追加で読むとさらに良いと思います。
(2008.7.1)