六花山荘:内容変更のお知らせ
六花山荘は2023年にメニューやシステムが変更されました(詳しくはこちらの記事参照↓)。
2018年のリニューアルで一度「メニュー固定・予約不要」になっていたのが、2023年に「メニューは時期ごとに変更あり・要予約」に戻った形です。
下記記事は六花山荘リニューアル前(最初期の頃)の内容となっていますのでご留意ください。
六花山荘
富良野界隈で禁煙の美味しそうな店がないかなと色々調べている中で、北海道を代表する菓子メーカー「六花亭」が、六花山荘という食事処を運営していることを知りました。
なんでも、完全予約制で、メニューは昼膳のみ、料金は一律2500円。雪のない期間限定の営業。
食事開始時間が決められており、食事時間は「一時間半」。
普通の料理屋とは一風違う、謎めいたシステム。ちょっと緊張しながら予約の電話をすると、六花山荘までの地図を郵送かファックスで送ってくれるとのこと。
郵送をお願いすると、後日、わかりやすい地図と予約日時が印刷された案内紙が封書で送られてきました。「招待状」という感じで、なんだか素敵。
旭川から一時間半
それを頼りに、当日、旭川から車を走らせること一時間半。
↑カラマツが立ち並ぶ静かな山の中に、六花山荘へ続く渡り橋発見! ウッドチップが敷き詰められたその橋を渡りきると、店員さんが建物から出てきて出迎えてくれました。ナイスタイミングのお出迎え! どこから見ていてくれたのだろう?
↑予約してあったのは土曜日13:30食事開始の部。入店するとこんな感じでした。四人がけのテーブルが六台あって、この日は、六人のグループが、中央のテーブル二台をくっつけて使用していました。
テーブルはとっても広々! 清潔な布のクロスがかけてあってゴージャスです。
テーブルとテーブルの間隔も広く、周囲がまったく気にならない!
熱々のほうじ茶、たっぷりの水
↑まず運ばれてきたのは熱々のほうじ茶。あったまる~。
↑氷入りの水も供されます。ガラスの水差しが、ちゃんとテーブルに一つずつ用意されているのが嬉しい。水のお代わりをくださいと店員さんを呼ぶ必要がないですね。
↑おしぼりは、すずらん柄のハンドタオルを濡らして絞ったもの。風情があります。
栗おこわと味噌汁はおかわり自由
↑そして! お盆に載ってまず運ばれてきたのがこちら! 栗おこわ、味噌汁(なめこ、ねぎ、豆腐)、にんじんとくるみの和え物です。
栗おこわの栗は、甘露煮です。味のないもち米ご飯の中に栗の甘露煮を砕いたものが混ぜてある感じ。
六花亭のお菓子に「北の山里」という栗饅頭がありますが、その栗を使っているんじゃないかな? ……と想像しました。
味噌汁は、けっこうよく煮えた感じで、家庭的です。
そして、なんとこの栗おこわと味噌汁、おかわり自由とのこと!
サービス満点です! なんだか嬉しい!
↑こちら、きゅうりの甘辛し漬け。二人で食べきれないほどの分量が出てきて、それを小皿に取り分けて食べます。良い箸休めになります。
煮込みハンバーグ!
↑次に出てきたメインがこちら。煮込みハンバーグ。肉感の強い柔らかハンバーグに、デミグラスソースがたっぷりかかっています。栗おこわとの相性ばっちり。
↑続いてこちら。揚げ出し豆腐。熱々で美味。
卵焼きは好きなだけもらえる
↑そして、食事を続けている中で店員さんが大きなトレイに載せて運んできてくださったのがこちらの卵焼き。ずらっとできたてが並んでいて、そこから好きなだけ取り分けてくれるといいます! 大盤振る舞い!
もうけっこうお腹がいっぱいになってきていたので、このときは一つだけもらいました。甘めで好みの味でした。
デザート
これで食事は終了。デザートに入ります。「栗きんとん」か「かぼちゃプリン」を選べるということだったのですが、もう「栗きんとん」はなくなってしまったとのことで「かぼちゃプリン」を頼むことになりました。
デザートの選択肢を十分に残しておくためにはもう少し早い時間帯に予約した方が良いのかもしれませんね!
↑まず運ばれてきた、ポット入りの紅茶。
↑かぼちゃプリン! これは六花亭で商品として売られているものです。濃厚で美味しい!
↑そしてサプライズ! 六花亭が栽培しているブドウ畑でブドウが採れたとのことで、立派な巨峰を出していただきました。ジューシーで美味しかったです!
サービスが良い
……と、こんな感じで初めての六花山荘での時間は過ぎていきました。
とにかく店員さんの対応が温かく、サービスがきめ細かく、居心地の良い空間でした。
隣のテーブルで食事していたご夫婦が、帰る際、「本当に素晴らしかった!」と店員さんに声をかけており、六花山荘で過ごした時間にとても満足してらっしゃるようだったのが印象的でした。
立地も景色も北海道らしく、富良野でのランチにはぜひおすすめしたい場所です。
↑私たちが最後の客となった店内。最初、私たちが通されたのは写真向かって左奥のテーブルだったのですが、隣のご夫婦が帰られたあと、店員さんが「良ければこちらのテーブルへ」と窓側の席(ご夫婦が使っていたテーブル)に移動させてくれました。