マクロビオティックQ&Aご利用上の注意

ご利用には注意点への同意が必要です

マクロビオティックQ&Aをご利用いただくに当たり、以下に注意点を述べさせていただきます。

了承いただけた場合のみマクロビオティックQ&Aを利用してくださるようお願いいたします。

マクロビオティックQ&A内の記事をお読みいただいた時点で、下記注意点を了承いただけたものとみなします。

注意その1…全部読まないとわからない仕組みです。

マクロビオティックQ&Aは、「初学者の方が、何の参考書も持っていなくても理論から実践法までをあらかたマスターできる」ことを目標として作ったコンテンツです。

ただし、対象は「本気とやる気と根気のある人」。お手軽さを求める人には当コンテンツは向きません。

当コンテンツ作成において最も注意を払ったのは、「端的な言葉で説明を終わらせない」ということです。

たとえば、以下の説明で、マクロビオティックに初めて触れる人がマクロビオティックをどのくらい理解できるでしょうか。

「マクロビオティックとは陰陽論を元にした哲学で、宇宙万物すべてのものに応用できるものであり、食事はその一形態でしかありません。何も禁止されておらず、自由ですが、病気治しのときは厳格さが求められます」

私がマクロビオティックを学ぼうと思った当初、上記のような説明をネット上などで見かけ、当惑したものです。私が物事を考え込むタイプで、一つ一つ納得しない限り先に進めないタチだったせいもあるかもしれませんが、 いかんせん意味不明でした。

陰陽って何よ? 哲学? どこが? 食事はその一形態……ってどういう形態なの。何のこと。宇宙万物に応用ってどう応用させるの。禁止されてない? 何か、菜食じゃなきゃダメとかじゃなかったっけ? 病気治しって何? 厳格って具体的にどういうこと?

完全にちんぷんかんぷんでした。マクロビオティックを一通り学び終えた人にはわかる説明ですが、まったく初心者の私には何も通じなかったのです。

そこで、マクロビオティックとの源流とも言える桜沢如一氏の著書を、入手できるものはすべて読み、勉強しました。

そしてやっと、簡潔な説明の裏にあった理屈を理解することができたのです。

この経験から、私はマクロビオティックの理論は、簡潔な説明では決してわからないという思いを強く抱くに至りました。

そこでマクロビオティックQ&Aは、簡潔とは逆をいくことに決めたのです。

当コンテンツの理念にも書いたように外堀を埋めるように、じっくりじっくり、説明を進めていきます。

マクロビオティックQ&Aを全部読んでやっと、マクロビオティックの何たるかがわかる。そのような作りになっています。

注意その2…全部読んだからといってわかるとは限りません

全部読まなければわからない仕組みではありますが、全部読んだからといってマクロビオティックを理解できるかどうかはわかりません。

当コンテンツは自学自習の一助として存在するだけであり、最終的に学習を進め、その責任を持つのは読者自身に他なりません。

「全部読んだ、けれどわからなかった」というのであれば、自分で本を買って読んでみてください。納得できるまで様々な文献に当たり、実践を積み、必要なら学校に通うなどしてください。

当サイトに依存せず、自身で努力する姿勢を持ってください。

私は独学のマクロビオティック実践者です。マクロビオティックは自分自身で学び取っていくものと考えています。

読者にもそのような、自身への厳しい姿勢を望みます。

注意その3…「私の理解している理論」の解説です。

マクロビオティックQ&A理論編は、桜沢如一氏が思い描いていたであろうマクロビオティックの姿がなるべくそのまま正確に読者に伝わるよう、私的な見解を極力排除して「翻訳者」としての役割に徹して書いています。

翻訳というのは、桜沢氏が数々の本にバラバラに書いたことを、私の中で体系的に一つにまとめて、理解が容易になる順番で私なりの言葉を使いながら書き直しているということです。

つまり「桜沢氏の理論」と「マクロビオティックQ&A理論編」の間には「私」というフィルターが入っています。

私は桜沢氏本人ではありません。私が理解した桜沢氏の理論を私なりに説明することはできても、桜沢氏の言葉を直接霊媒師のように伝えることはできません。

当コンテンツをご利用の際は、あらかじめこのことをご了承ください。

「フィルターを介さず、桜沢氏の考えが知りたい」というのであれば、桜沢如一氏の著書を読むのが近道です。どうぞ、そのようになさってください。

注意その4…「あなたにとっての正しさ」は保証していません。

マクロビオティックに唯一絶対の正答はありません。一人一人にとって、「正しいマクロビオティック」の形は違います。

当コンテンツで紹介できるのは、あくまでも「私にとって」のマクロビオティックです。私に見えるマクロビオティックの姿をお伝えしています。

他の人には、私と違うマクロビオティックの姿が見えているかもしれません。それはそれで自然なことです。

何が正しいのか。それは、人によって違います。ですから、私は私の考えるマクロビオティックを伝えることはしますが、それが読者にとって正しいマクロビオティックであることまでは保証しません。

当コンテンツを足がかりとして最初の一歩を踏み出したら、そこからは自分だけのマクロビオティックを見つけていってください。

それこそが、マクロビオティック実践の面白さです。

マクロビオティックQ&Aスタート!

それでは、マクロビオティックQ&Aの本編へお進みください。理論編はじめに~マクロビオティックの概要からスタートです。