マクロビオティック優秀献立その2・「納豆ご飯・ごぼう汁定食」とは?
「おにぎり・ごぼう汁定食」の別の形、「納豆ご飯・ごぼう汁定食」
栄養学からも検証したマクロビオティック優秀献立として当サイトでおすすめしてきた「おにぎり・ごぼう汁定食」。
そのおにぎり・ごぼう汁定食にバリエーションが加わりました。その名も納豆ご飯・ごぼう汁定食です。
内容は、
の四品。
「おにぎり」が「納豆ご飯」に
おにぎり・ごぼう汁定食との一番の違いは、「おにぎり+納豆」だったのが「納豆ご飯+焼き海苔」になったということです。
ちょっとした違いですが、おにぎり・ごぼう汁定食とはまったく別の味わいを楽しめます。「おにぎり・ごぼう汁定食と同等の栄養を摂りながらちょっと目先を変えたい」というときにおすすめです。マクロビオティックの原則にも対応しており、 病気の方でも安心して召し上がっていただけると思います。
おにぎり・ごぼう汁定食の主食である鉄火味噌おにぎりの場合、具として鉄火味噌 を用い、手に塩をして握っているので陽性度が高かったですが、納豆ご飯・ごぼう汁定食の主食である梅ねぎ納豆ご飯は鉄火味噌も塩も使わない上に陰性の長ねぎを混ぜているので、おにぎりよりも陰性な仕上がりになります。
よって、おにぎり・ごぼう汁定食では陽性が強すぎて合わなかった方にも食べやすい献立なのではないかと思います。
以下に、一品ずつご説明します。
梅ねぎ納豆ご飯+海苔
↑まず、梅ねぎ納豆ご飯(レシピはこちら)です。
玄米ご飯の上に納豆をかけるわけですが、この納豆に梅干しを混ぜ込み、上にごまを振ります。
そして、たくあんを添えます。ちょっとした箸休めにもなりますし、発酵食品なので体にも良いです。(写真では、私の好物であるもろみべったら漬けを添えています。)
納豆ご飯をくるむという形をとれば自然に美味しく焼き海苔を食べられるのでおすすめです。
ちなみに、海苔は、最初は八等分にしていたのですが、四等分の方が大きくて食べやすいです。
おなじみごぼう汁
ごぼう汁に必須の食材はごぼうと生姜と昆布。準必須と言えるのはにんじん、玉ねぎ、かぼちゃ、小松菜、きのこ類。上の写真のごぼう汁には、他に大根も入っています。
これだけたくさんの種類の食材が入っているので、一品で栄養は満点。汁も、野菜のダシが出て良い味になります!
鍋一つでできるので洗い物が少なく済むのも嬉しいところ。
ちなみにごぼう汁は、最初に具をごま油で炒める上に長時間煮込むので、陽性度が高いです。温まりますよ!
大根おろし
大根おろしにはジアスターゼというデンプン消化酵素が含まれています。
デンプン、つまり「納豆ご飯・ごぼう汁定食」の場合は「玄米ご飯」の消化を助けてくれるので胃もたれしにくくなりますし、さっぱりしていて美味しいです。
ただ、辛いと食べにくいので、甘い大根おろしになるように、なるべく葉に近い部分を選んですりおろすと良いです。
大根おろしは、なくても栄養価的に問題ありませんが、玄米ご飯を消化するのがうまくいかない方は少量でも食べると改善が見られるかもしれません。
おにぎり?or納豆ご飯?
2007年におにぎり・ごぼう汁定食を開発して以来、ずっとおにぎり・ごぼう汁定食を基本食として暮らしてきた私ですが、そこに変化があらわれたのは2009年でした。
おにぎりを作るのが面倒で主食を納豆ご飯にしたのがきっかけでした。そう、納豆ご飯は作るのが楽なのです。
少しずつ、おにぎりよりも納豆ご飯の日が増えていって、今では納豆ご飯・ごぼう汁定食にする日が9割がたを占めるようになりました。
けれどやはり、おにぎりの魅力もあります。おにぎりには、海苔、ご飯、塩が三位一体となった独特の美味しさがあります。この美味しさをどうしても味わいたいときは、多少準備が大変でもおにぎりを作ります。
また、前日に甘いものなどを食べ過ぎて体が陰性ぎみになっているなと判断したときも、おにぎりを食べます。前述した通り、おにぎりの方が納豆ご飯より陽性で体を引き締める効果があるので。
食生活に生まれた幅
納豆ご飯・ごぼう汁定食という新たな基本食が生まれたおかげで、食生活に幅が生まれました。
おにぎり・ごぼう汁定食も、この納豆ご飯・ごぼう汁定食も、簡単で美味しく体にも良く飽きないので、 よろしければぜひ皆様の健康的な食生活にお役立てください!
追記:オリジナル健康法「玄米・ごぼう汁基本食健康法」
上記「納豆ご飯・ごぼう汁定食」と「おにぎり・ごぼう汁定食」、二つの定食を「一日一回の基本食」とした、オリジナル健康法を確立しました。
基本食以外は何を食べても自由なのでストレスなく実践でき、健康への効果も高いです。ぜひチェックしてみてください!→『玄米・ごぼう汁基本食健康法』
素朴な疑問編へ
以上でマクロビオティックQ&A実践編を終わります。次からは「素朴な疑問編」に入ります。「体にはどんな良い変化があらわれるの?」からスタートです。