マクロビオティック独学における理論の学習方法は?
本とノートを用意
マクロビオティックの理論を独学で身につけるのに何が必要か……それは本です! 本に他なりません! 本が教師です。本を買いましょう。
では、一番最初に何から読んだら良いのか? 詳しくはマクロビオティック本の案内にも書きましたが、私は最初の一冊として桜沢如一著『ゼン・マクロビオティック』を強くお勧めします。
『ゼン・マクロビオティック』には、マクロビオティックのエッセンスのすべてが盛り込まれています。理屈はさておき、ルールだけはわかります。マクロビオティックの「核」を知るのに最適の内容です。抱いた疑問は、そののちのさらなる読書や実践の中でおいおい解決していけます。
次に、要点をメモするための読書ノートを用意します。↓
大事なところを抜き書き
ただ読むだけでも確かに勉強にはなるのですが、書いてあることを一度読んだだけで丸暗記できるわけではありません。「あれ……この答えがどこかに書いてあったんだけど、どこだっけ……」というときが必ず来ます。
そのときのために、あらかじめ、本を読みながら「大事だな」と思った箇所を、ページ数とともにノートに書き写しておきます。
手を使って、それも全文ではなく「自分が大事と思ったところ」を書き写すということをすることによって、その内容は頭により定着します。
どこを抜き書きするべきか探しながら読むことにより、読み方も丁寧になります。
こうして作ったノートは、自分だけのバイブルになります。私にとっても門外不出の宝物になっています。当サイト内にある様々な著作の引用には、このノートを活用しています。
↑書き写した文章の中でも特に重要だと思うところには蛍光ペンで印をつけましょう。また、感じたことがあれば軽くコメントしておくと、後で読み返したときに当時の自分の気持ちがわかって面白いです。
要点だけをまとめると、20冊以上ある本も2冊のノートにおさまります。持ち運び簡単な、自分だけのマクロビオティック辞書になりますよ。
図に書き、本にも蛍光ペン
↑文章だけでは頭が混乱するときは図解にすると理解しやすくなります。
↑ノートに抜き書きした箇所は、本の方にも蛍光ペンでマークしておきましょう。あとで本だけをパラパラと見返したときにわかりやすいです。
次項:心構え
次項(「マクロビオティック理論の独学に必要な心構えは?」)で、実際に本を読んでいくときの心構えについて説明します。