ゼロ活力なべ(旧名:スーパー活力なべ)
圧力蓋:ステンレス(SUS304)
・玄米なら5合まで炊けます。スープは4人分くらい。
・本体は七層構造なので、余熱能力が高いです。
・世界最高クラスの2.44気圧で、玄米をスピーディーに炊きあげます。(加圧調理時間:玄米15分、発芽玄米10分)(蒸らしにそれぞれ15分ほど追加してかかります)
・ガス・IH対応 /電気クッキングヒーター /ハロゲンヒーター対応
(2022年追記:この「スーパー活力なべ」はリニューアルされ、現在は「ゼロ活力なべ」という名称で売られています。私が購入したときは「スーパー活力なべ」だったため、以下の記事内では「スーパー活力なべ」という名称を使用しています。)
圧力鍋といえば有名どころがいくつかありますが、その中でもこの「スーパー活力なべ」を選んだのは、「玄米を早く美味しく炊きたいから」です。
玄米を炊くことに関して、この「スーパー活力なべ」は抜群の性能を誇ります。加圧調理時間が「玄米15分、発芽玄米10分」というのは驚異のスピーディーさだと思います。それを実現しているのが世界最高クラスの2.44気圧(kg/c㎡)なんですね。
うちでは電磁調理器を使用しているので、IH対応なのも決め手になりました。ガスの炎からIHまで使えるというのは良いですよね。今後、引っ越しなど何らかの事情で熱源が変わってしまったとしても、すべてに対応してくれるスーパー活力なべならどんとこいです。
「スーパー活力なべ」には、大型バージョン(5.5L/一升)もありますが、あまり大きいと調理するのが面倒になってしまうのが私という人間の性質なので、中型(3L)の「スーパー活力なべ」を選びました。
一つ一つ手作りしているそうで、注文に製造が追いつかず、発送が一ヶ月ほど先になるとのお詫びの葉書が送られてきました。待っている間は毎日楽しみでしたよ~。
(スーパー活力なべでの玄米の炊き方はこちら!)
炊飯器で炊くとヌカ臭さが残ってしまっていたのですが、スーパー活力なべで炊くととても香ばしい良い匂いがして、臭い消しのためのゴマや梅干しがなくてもそのままバクバク食べられるようになりました。
炊飯器で炊いた玄米もそれなりに気に入っていたのですが、スーパー活力なべで炊いた玄米を食べたその日から、炊飯器に戻ることができなくなりました! 「鍋で炊く」というそのアナログな感じがまたいいんですよね。いかにも「炊いてる!」という実感があって。
ご飯を炊きながら煮物を作りたいケースが最近出てきたので、できればもう一つ欲しいくらいです……。
(実は、失敗談もあります! 水加減を間違えたり、おもりを揺らしたまま(加圧したまま)1時間も放置してしまったり……。そのときの話は、マクロビオティックコラム内『「スーパー活力なべで玄米炊き」失敗談』に掲載しています。)
上記「スーパー活力なべ」は2008年8月に購入したのですが、その翌年(2009年)に生産終了となり、次モデル「ゼロ活力なべ」に移行しました。
そこまでは良いのです。問題はここから。
その後、2017年に鍋フタパッキンの劣化で蒸気漏れが起こるようになり、パッキンと、劣化の進んでいた他のシリコン製パーツ二個を取り寄せました。
(詳しくはブログ記事にしてあります。→「鍋フタパッキングの劣化で圧力鍋を焦がしたので交換」)
そのときに同封されていたチラシに書かれていたのは、「消耗部品は本体の生産終了から十年で販売終了となる」という衝撃の事実。
このことは周知の事実だったのかもしれないのですが、私は気づかず購入していたため、けっこうショックを受けましたし、ガッカリもしました。
2008年に購入した鍋の消耗部品が2019年までしか入手できないということなのです。
何十年も使うつもりで大枚はたいて買った鍋なのに、なんだか狐につままれたような気持ちでした。
ですから、これからアサヒ軽金属の鍋を買おうとしてらっしゃる方は、そのへんに留意した上で決断していただけたら後悔がないと思います。
圧力鍋としての性能自体は良いです。
ただ、今後、もし今使っている「スーパー活力なべ」がパッキン不具合等でまたダメになって、新たに圧力鍋を買うことを検討することになったら、次はもっと消耗部品を長く売っているメーカーを選ぶと思います。フライパンを使っていて印象の良いフィスラーの圧力鍋あたりが有力候補になると現時点では思っています。