2009年9月にマクロビオティック道の終点にたどり着き、自分だけの健康道を歩み始めた。
マクロビオティックを巣立った後の私の食生活はどのようなものか? 例として、2009年10月1日に食べたもの全部をお目にかけたい。
昼食
昼食は、マクロビオティック時代に見つけた至高の献立「おにぎり・ごぼう汁定食」。
おにぎり・ごぼう汁定食は私の体にとってはベストであるということが、マクロビオティック時代の実験でわかっているのだ。
「基本の食事は体に良いものを」。私がマクロビオティック実践を通して得た教訓である。この教訓は普遍。我が健康道にも大いに生かしていく。
間食1:煎餅
多少、マクロビオティック時代と変化したのは間食だろう。
自然食品店で買った煎餅(ひとくちしょうゆせん)だ。原材料に馬鈴薯でん粉、砂糖がある。
国内産自然農法米を使った安心煎餅ではあるが、マクロビオティック時代なら一発アウトのシロモノだ。私は原材料に「砂糖」が入った菓子を買うのを厳密に避けていたからだ。
「馬鈴薯でん粉」も、気が引ける要素となる(ご存知の通り、"じゃがいも=極陰性・避けるべき"とされているから)。
だが今は、ほとんど何も考えず食べてしまう。スナック菓子よりはよほど体に良いと思う。
間食2:柿
マクロビオティックではあまり良しとされていないものの一つ、果物。 柿は、その中では危険度が低く、"食べても良し"の範疇に入ると思うが、それでもマクロビオティック時代は「果物」というだけで食べるのを躊躇した。
今は、喜んで食べてしまう。柿はビタミンCの宝庫らしい。風邪の予防にも良いだろう。
間食3:ドライワッフル(洋風せんべい)
三年番茶(有機JAS認定品。オーサワジャパン製)、創健社五穀ドライワッフル。 ティータイムの、お気に入りの組み合わせだ。
マクロビオティック的に問題になるのはドライワッフルだ。原材料に、砂糖、鶏卵、脱脂粉乳が入っている。一発アウトどころか門前払いレベルである。
マクロビオティック時代だったら、絶対に、絶対に食べなかった!
だが今は、1~2枚、ポリポリ食べてしまう。小さく割りながら口に運ぶと長く楽しめる。番茶との相性も良い。卵と牛乳は私のアレルゲンだが、ドライワッフル2枚程度なら湿疹はまず出ない。
よって、OKなのだ。我が家の食品庫に常備してあるおやつの一つである。
間食4:かぼちゃだんご
マクロビオティック料理レシピとしても掲載したかぼちゃだんごは、贅沢なおやつである。
マクロビオティック的に気になるといえば、だんごにつける砂糖醤油。
だがもう私はマクロビオティック道を終えた身。誰に何の言い訳をすることもなく、砂糖醤油をつけて美味しく食べる。かぼちゃだんごには砂糖醤油がベストなのだ!
間食5:りんご
一日のうちに柿もりんごも食べたのかと言われたら、その通りなのだ。私はこの日、柿とりんごを一個ずつ食べた。
マクロビオティック時代であれば明らかに果物の食べ過ぎ、陰性過多として自分を責めるところであるが、今は、「まあ食べたかったし、食べられたし、美味しかったからいいや」という感じ。
ちなみに特別栽培(農薬使用回数が、地域慣行レベルの50%以下)のりんごである。無農薬のりんごが出回るまではもう少し待たなければいけない。だが特別栽培でも、普通のりんごと比べたら断然味わいが豊かで美味しい。
以上が、私が2009年10月1日に食べたもののすべでである。これが私の健康道の実際である。マクロビオティック時代に比べ、砂糖と果物の摂取量が増えているが、本来、私にとってはこのくらいが自然なのだろう。
私はもともと甘いものや果物を好んでたくさん食べる方ではなかったが、マクロビオティック時代はその嗜好性に輪をかけて砂糖と果物の摂取に制限を加えていた。
その制限を経て得た健康もあったから、マクロビオティック時代の自分の厳格な努力には敬意を表したい。
だが、健康道に入った今、マクロビオティック時代に存在した種々の制限は無用である。
マクロビオティックを学ぶ前とは違う。けれど、マクロビオティックを実践していたときとも違う。
除去食から始まり、マクロビオティックを経てたどりついた健康道だからこそ実現できる、新たな食の形。
これからの食生活がどのようなものになっていくか、どんな気付きを得るか、楽しみだ。
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