2007年10月。マクロビオティック開始から半年。
食事自体はわりと真面目に頑張っていた。
↑玄米ご飯(梅干し、黒ごま)、筑前味噌うま煮(レシピ)、かぼちゃの味噌汁
(2007.10.29)
憧れの醤油を買う
より良い調味料を求める気持ちが高まり、ずっと憧れていた完璧醤油、「海の精 国産有機生しぼり醤油」を初めて買うことになった。(注:2023年現在、商品名が「国産有機旨しぼり醤油」に変更されています。)
それまでは、スーパーで、大手メーカーの「有機」表示のある醤油を買っていた。有機栽培の大豆と小麦を使用とは書いてあったが「国産」とは明記されておらず、熟成期間も「じっくり」としか書かれていないものだった。
「海の精 国産有機生しぼり醤油」は国産有機大豆、国産有機小麦、自然海塩使用で二夏熟成とはっきり書いてあった。
素材や熟成期間でそんなに味に差が出るものでもないだろう。でも物は試し……と思いながら使って驚いた。
何だこれは! 甘い! みりんでも入ってる? いや、入っているわけない。ダシでも入ってる? いやいや、普通の醤油だよ……。
原料の質や熟成期間によって、調味料の味が極端に良くなるということを知ったのだった。
そして、マクロビオティック料理のようにシンプルな調味料で味つけしなければいけないときほど、調味料は良いものを選ばなければいけないのだという気付きも得た。
「海の精 国産有機生しぼり醤油」は値が張るので、「オーサワ 手づくりしょうゆ」(注:2023年現在、商品名は「
我が家の醤油が変わった月だった。
そしてこの頃、「7号食」というのが気になり始めていた。桜沢如一氏の『ゼン・マクロビオティック』に「もっとも容易で、簡単で、賢明な方法」と説明されている7号食。
穀物、つまり玄米ご飯100%の食事のことだ。そこに、梅干しとたくあん程度を添える。
一日にそれしか食べられないなんて、無理だろう? そう思って逃げ回ってきたのが、とうとう逃げ切れなくなった感じだった。
マクロビオティック開始から半年。私は、7号食に挑戦する決意を固めたのだった。
まだ、おやつとしてあんこ菓子やスナック菓子、ジャンクフードなどを週に2~3回は食べていた時期だ。