マクロビオティック食事法(下)
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「マクロビオティック食事法(下)」を読んだ感想
四カ国語で出版された「Macrobiotic Diet」の日本語訳版です。
久司氏の提唱する「マクロビオティック基本食」の構成要素である「完全穀物」「スープ」「野菜」「豆類」「海藻」、その他嗜好品としての「魚介類」「種子と木の実」「果物」「スナックとデザート」「調味料」「ドレッシング、ソース」「飲料」について、それぞれ「毎日の摂取量」「歴史」「特性」「種類」「料理法」「特別料理」「栄養」「健康への貢献」に分けて丁寧に解説されています。
さながら、マクロビオティックの食材事典のようです。久司氏の本にはよく「マクロビオティック基本食」が登場して、穀物が50%~60%……などと説明されているのですが、具体的なレシピや食事内容にまでは踏み込んでいません。その際、ご自分の想像力でレシピを構成できる方は良いのですが、曖昧すぎて何を食べたらよいかわからないという方もいらっしゃると思います。
そのような方に、本書は適切なガイドになると思います。完全穀物にはどんな種類のものがあるか、スープには何があるかなどが詳しく解説されているからです。
陰陽理論の説明は一切ありません。その部分は「マクロビオティック食事法(上)」に譲り、下巻では食材の説明に徹しているのでしょう。
各食材について、より細かな知識が得られます。たとえば、『五%の海藻を含む食事をとっている日本の女性は、ふだん海藻を食べる習慣のないアメリカの女性にくらべて、乳癌にかかる率が三倍から九倍も低い』(p.142)など。
外国向けに書かれているので、見慣れない食材も多く出てきます(冬スクワッシュ、エンダイブ等)が、その分、日本人なら知っていて当然で日本向けの本ならばさして説明もされないような食材もきっちり説明されているので勉強になります。(ワカメや海苔など)
ただ、日本ではおなじみの「小松菜」が載っていなかったりするので、久司氏には日本向けの食材事典も作っていただきたいなと思ってしまいました。
久司氏の提唱する「マクロビオティック基本食」の構成要素である「完全穀物」「スープ」「野菜」「豆類」「海藻」、その他嗜好品としての「魚介類」「種子と木の実」「果物」「スナックとデザート」「調味料」「ドレッシング、ソース」「飲料」について、それぞれ「毎日の摂取量」「歴史」「特性」「種類」「料理法」「特別料理」「栄養」「健康への貢献」に分けて丁寧に解説されています。
さながら、マクロビオティックの食材事典のようです。久司氏の本にはよく「マクロビオティック基本食」が登場して、穀物が50%~60%……などと説明されているのですが、具体的なレシピや食事内容にまでは踏み込んでいません。その際、ご自分の想像力でレシピを構成できる方は良いのですが、曖昧すぎて何を食べたらよいかわからないという方もいらっしゃると思います。
そのような方に、本書は適切なガイドになると思います。完全穀物にはどんな種類のものがあるか、スープには何があるかなどが詳しく解説されているからです。
陰陽理論の説明は一切ありません。その部分は「マクロビオティック食事法(上)」に譲り、下巻では食材の説明に徹しているのでしょう。
各食材について、より細かな知識が得られます。たとえば、『五%の海藻を含む食事をとっている日本の女性は、ふだん海藻を食べる習慣のないアメリカの女性にくらべて、乳癌にかかる率が三倍から九倍も低い』(p.142)など。
外国向けに書かれているので、見慣れない食材も多く出てきます(冬スクワッシュ、エンダイブ等)が、その分、日本人なら知っていて当然で日本向けの本ならばさして説明もされないような食材もきっちり説明されているので勉強になります。(ワカメや海苔など)
ただ、日本ではおなじみの「小松菜」が載っていなかったりするので、久司氏には日本向けの食材事典も作っていただきたいなと思ってしまいました。