がん患者は玄米を食べなさい
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「がん患者は玄米を食べなさい」を読んだ感想
琉球大学名誉教授で、玄米の持つ抗がん成分を発見なさった伊藤悦夫氏の著作です。
玄米のぬか層に含まれる「RBF」という物質が、『がん細胞の自己死(アポトーシス)を導くプログラム』(p.3)を発動させるということが、科学的データとともに詳しく説明されています。
なんでも、この「RBF」は『がん細胞が生きていくために必要なエネルギーを熱に変え』、『がん細胞を"兵糧攻め"』にし、がん細胞を『分裂できなく』してしまうのだそうです。
玄米が栄養価に優れ、エネルギーも高く、体内のダイオキシンをよく排出してくれることなどは知っていましたが、具体的にがんに作用する成分があるとは驚きました。
「がん」という病気が増加していくということを、この宇宙の創造主は見抜いておられたのかなと思いました。稲という植物に、あらかじめがんに効く成分を忍ばせておくなんて……。
がんといえば、日本では増大傾向にあって、どうにか克服法、予防法を見つけたいと皆が願っている病気だと思います。その特効成分が、私たち日本人にとってもっとも身近な「米」に隠されていたなんて、本当に灯台もと暗しです。
RBFは、『正常な細胞を傷つけることなく、がん細胞だけをアポトーシスに追い込む』(p.75)そうです。副作用がないのはいかにもマクロビオティック的、東洋医学的で、「上品(じょうぼん)の薬」というおもむきです。
また、玄米には「RBA」という抗がん成分も含まれており、このRBAは『免疫系統を活性化してがんを縮小させる作用を持って』いるとのこと。
玄米ってそんなにすごかったのか、もしこのRBFが新たな抗がん剤として導入されれば、助けられる人々も多く出てくるはず。もう、いち早く製品化を……! と思ったのですが、なんと、バブル崩壊による資金繰りの悪化と、行政から許可が下りなかったことから、試作にほぼ成功するまで完成していた『"玄米成分による新抗がん剤"』は世に出ることなく終わってしまったそうなのです!(p.86)
読んでいて、「えええ~」とがっかりしてしまいました。けれどまだ道はあります。玄米を食べれば良いのです。伊藤氏は、医薬品として開発できないのならせめて玄米のがんに対する効果だけでも皆に知らそうと思って本書をお書きになったそうです。
ただし! ただ玄米を炊いて食べれば良いかというとそうではないようなのです。玄米を炊く前に、フライパンで5~6分強火で乾煎りする必要があるそうです。
『玄米のセルロースの硬い膜が水で軟化し、溶かされるためには高熱での焙煎処理が必要です。』(p.63)
もし乾煎りせず普通に炊いた場合は、『抗がん成分RBF、RBAの溶出の可能性はありません』とのこと! これは厳しい!
私は今まで玄米を乾煎りしてから炊いたことなど一度もありませんでした。けれど本書を読み、「よ~し今度は乾煎りしてから炊いてみるか!」と俄然意欲がわきました。
玄米、まだまだ研究の余地ありです。乾煎りしてから炊いた玄米のレポートなどは、後日またサイト内で発表したいと思います。
(2009.6.1追記: マクロビオティックコラム内『初めての「がんに効く玄米ご飯の炊き方」体験記』に実験レポートを掲載しました。)
玄米のぬか層に含まれる「RBF」という物質が、『がん細胞の自己死(アポトーシス)を導くプログラム』(p.3)を発動させるということが、科学的データとともに詳しく説明されています。
なんでも、この「RBF」は『がん細胞が生きていくために必要なエネルギーを熱に変え』、『がん細胞を"兵糧攻め"』にし、がん細胞を『分裂できなく』してしまうのだそうです。
玄米が栄養価に優れ、エネルギーも高く、体内のダイオキシンをよく排出してくれることなどは知っていましたが、具体的にがんに作用する成分があるとは驚きました。
「がん」という病気が増加していくということを、この宇宙の創造主は見抜いておられたのかなと思いました。稲という植物に、あらかじめがんに効く成分を忍ばせておくなんて……。
がんといえば、日本では増大傾向にあって、どうにか克服法、予防法を見つけたいと皆が願っている病気だと思います。その特効成分が、私たち日本人にとってもっとも身近な「米」に隠されていたなんて、本当に灯台もと暗しです。
RBFは、『正常な細胞を傷つけることなく、がん細胞だけをアポトーシスに追い込む』(p.75)そうです。副作用がないのはいかにもマクロビオティック的、東洋医学的で、「上品(じょうぼん)の薬」というおもむきです。
また、玄米には「RBA」という抗がん成分も含まれており、このRBAは『免疫系統を活性化してがんを縮小させる作用を持って』いるとのこと。
玄米ってそんなにすごかったのか、もしこのRBFが新たな抗がん剤として導入されれば、助けられる人々も多く出てくるはず。もう、いち早く製品化を……! と思ったのですが、なんと、バブル崩壊による資金繰りの悪化と、行政から許可が下りなかったことから、試作にほぼ成功するまで完成していた『"玄米成分による新抗がん剤"』は世に出ることなく終わってしまったそうなのです!(p.86)
読んでいて、「えええ~」とがっかりしてしまいました。けれどまだ道はあります。玄米を食べれば良いのです。伊藤氏は、医薬品として開発できないのならせめて玄米のがんに対する効果だけでも皆に知らそうと思って本書をお書きになったそうです。
ただし! ただ玄米を炊いて食べれば良いかというとそうではないようなのです。玄米を炊く前に、フライパンで5~6分強火で乾煎りする必要があるそうです。
『玄米のセルロースの硬い膜が水で軟化し、溶かされるためには高熱での焙煎処理が必要です。』(p.63)
もし乾煎りせず普通に炊いた場合は、『抗がん成分RBF、RBAの溶出の可能性はありません』とのこと! これは厳しい!
私は今まで玄米を乾煎りしてから炊いたことなど一度もありませんでした。けれど本書を読み、「よ~し今度は乾煎りしてから炊いてみるか!」と俄然意欲がわきました。
玄米、まだまだ研究の余地ありです。乾煎りしてから炊いた玄米のレポートなどは、後日またサイト内で発表したいと思います。
(2009.6.1追記: マクロビオティックコラム内『初めての「がんに効く玄米ご飯の炊き方」体験記』に実験レポートを掲載しました。)