マクロビオティックで解き明かす道の原理
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「マクロビオティックで解き明かす道の原理」を読んだ感想
マクロビオティックがまさか柔道と関係しているとは! 柔道の精神がマクロビオティックに生かされているとは! 思いも寄らなかった組み合わせに驚きました。
マクロビオティックには、柔道に代表されるような「道」の精神が生きていて、その「道」とは何なのかが書かれています。
『柔道は、むしろ、自由、平和という同じ目的を到達すべく対立者がお互いに切磋琢磨する協同行為あるいは協力である。』(p.76)
『医道(略)は、最も強力な敵(略)を殺すことなく、(略)よき友にする一種の柔道である。』(p.77)
なるほど、確かにマクロビオティックの無双原理では「陰あるからこそ陽あり」の精神でマイナスと思えることもプラスに結びつけて考え、病気に対しても「病原を薬で殺す」のではなく、正しい食べ物によって病原ごと正しく導くような方法がとられますが、それは「柔道」のようなものだったのですね。
また、本書は、非常に霊的な真理に満ちあふれています。魂というものは「一」(いつ)なる存在である無限の大洋にひたされている、つまり、個々の生命体はバラバラなように見えても本当は一体であるということが説かれています。
『生理学的に言えば、我々は儚い幻の泡ではあるが、同時に「心」を持つことによって無限なる大洋の創造者でもあるわけだ。』(p.144)
このことは、私たちの中に宇宙の創造者であるいわゆる「神」が存在していることを示しています。存在しているというより神と一体であるとでもいうのでしょうか。人間に、正しい食物を選ぶ能力は元から備わっていることの根拠になりましょう。すべての秩序を創った神と、本来は一体化できているはずなのですから。
ただ、その能力が正しくない食物の摂取により曇っているから、マクロビオティックによって磨きをかけようということなのですね。
まさに、驚くばかり、驚くばかり……です。私はマクロビオティックを学ぶ前、仏教やキリスト教、その他の哲学や霊的真理を一通り学んでいたのですが、それらの核心部分とマクロビオティックの核心部分がまったく同じなのです。マクロビオティックが実はここまで霊的真理そのものだったとは……。
「玄米おにぎりと味噌汁」のような素朴きわまる食事が、こんな高尚な霊的真理に結びついているなんて、あまりにギャップがあって笑えました。
マクロビオティックの奥の奥に、ひっそりと輝く至高の真理……。ここまでたどり着けた人は本当に幸せだと思います。マクロビオティックって奥が深すぎますね。桜沢氏の著作の中で、最も驚かされた一冊となりました。
マクロビオティックには、柔道に代表されるような「道」の精神が生きていて、その「道」とは何なのかが書かれています。
『柔道は、むしろ、自由、平和という同じ目的を到達すべく対立者がお互いに切磋琢磨する協同行為あるいは協力である。』(p.76)
『医道(略)は、最も強力な敵(略)を殺すことなく、(略)よき友にする一種の柔道である。』(p.77)
なるほど、確かにマクロビオティックの無双原理では「陰あるからこそ陽あり」の精神でマイナスと思えることもプラスに結びつけて考え、病気に対しても「病原を薬で殺す」のではなく、正しい食べ物によって病原ごと正しく導くような方法がとられますが、それは「柔道」のようなものだったのですね。
また、本書は、非常に霊的な真理に満ちあふれています。魂というものは「一」(いつ)なる存在である無限の大洋にひたされている、つまり、個々の生命体はバラバラなように見えても本当は一体であるということが説かれています。
『生理学的に言えば、我々は儚い幻の泡ではあるが、同時に「心」を持つことによって無限なる大洋の創造者でもあるわけだ。』(p.144)
このことは、私たちの中に宇宙の創造者であるいわゆる「神」が存在していることを示しています。存在しているというより神と一体であるとでもいうのでしょうか。人間に、正しい食物を選ぶ能力は元から備わっていることの根拠になりましょう。すべての秩序を創った神と、本来は一体化できているはずなのですから。
ただ、その能力が正しくない食物の摂取により曇っているから、マクロビオティックによって磨きをかけようということなのですね。
まさに、驚くばかり、驚くばかり……です。私はマクロビオティックを学ぶ前、仏教やキリスト教、その他の哲学や霊的真理を一通り学んでいたのですが、それらの核心部分とマクロビオティックの核心部分がまったく同じなのです。マクロビオティックが実はここまで霊的真理そのものだったとは……。
「玄米おにぎりと味噌汁」のような素朴きわまる食事が、こんな高尚な霊的真理に結びついているなんて、あまりにギャップがあって笑えました。
マクロビオティックの奥の奥に、ひっそりと輝く至高の真理……。ここまでたどり着けた人は本当に幸せだと思います。マクロビオティックって奥が深すぎますね。桜沢氏の著作の中で、最も驚かされた一冊となりました。