健康の七大条件
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「健康の七大条件」を読んだ感想
桜沢氏が70歳のときに書かれた(桜沢氏は73歳で没)もので、それまでの書籍の総まとめといったおもむきの本です。マクロビオティックの基本や具体的な方法、無双原理の説明がされない上に、桜沢氏独自の用語(第1~7判断力など)も注釈なしで出てくるので、あらかじめそれらを学んでおく必要があります。
そのため、少なくとも『ゼン・マクロビオティック』、 『食養人生読本―マクロビオティック健康と幸福の人生設計』を事前に読んでおくことをおすすめします。(他、できれば『 宇宙の秩序』、『無双原理・易』)
桜沢氏が提唱してきた「健康の六大条件」(疲れない、ご飯がおいしい、よく眠る、もの忘れをしない、ゆかいでたまらない、思考も行動も万事スマート)に、新たに加わった条件「ケッシテうそをつかない」=「正義」について主に語られています。
『人は奇蹟を行う力をミナもっているのだ! この自信をシッカリ身につけるコトこそ正義であって、ソレは「永久に実現できないモノ」を即身で実現したコトである。』(p.73)
70歳のにぎやかな誕生パーティーの様子も描かれ、満足げで喜びにあふれた桜沢氏の様子が目に浮かぶようです。『とまれ、私のライフ・ワークは、メデタク終点に達した。』(p.120)
「ミチオ」(久司道夫氏。アメリカでマクロビオティックを広めた)のこともよく出てきます。
『私はコンナ態度のヤセギスの白面の青年の云うコトを大きな二十貫もあるような大兵肥マンの男や女のアメリカ人が一心にきいて、ついてくるのが一つの奇蹟だと思える。』(p.62)なんて書かれていて、久司氏へ注ぐまなざしの温かさを感じます。
桜沢氏の心情吐露も多く、他の著作とは違い、マクロビオティックというより桜沢氏本人の核心に迫ることができます。『私はソレほど、私自身については自信のない男であった』『私はドンナに非難され、攻撃されても、スラスラと、ヤスヤスとそれを受取ってしまう。決して反感をもつコトがない。』(p.13)
本書を読み、桜沢氏へ抱いていたイメージが変わりました。もっと厳格で恐ろしい人だと思っていたのですが、どうやら違うようです。情熱はあるけれど繊細で、向こう見ずに見えるほど自分の気持ちに正直な人。謎だった桜沢氏の輪郭が本書によってぐっとはっきりし、本当の先生のように親しく感じられるようになったのは大きな収穫でした。
そのため、少なくとも『ゼン・マクロビオティック』、 『食養人生読本―マクロビオティック健康と幸福の人生設計』を事前に読んでおくことをおすすめします。(他、できれば『 宇宙の秩序』、『無双原理・易』)
桜沢氏が提唱してきた「健康の六大条件」(疲れない、ご飯がおいしい、よく眠る、もの忘れをしない、ゆかいでたまらない、思考も行動も万事スマート)に、新たに加わった条件「ケッシテうそをつかない」=「正義」について主に語られています。
『人は奇蹟を行う力をミナもっているのだ! この自信をシッカリ身につけるコトこそ正義であって、ソレは「永久に実現できないモノ」を即身で実現したコトである。』(p.73)
70歳のにぎやかな誕生パーティーの様子も描かれ、満足げで喜びにあふれた桜沢氏の様子が目に浮かぶようです。『とまれ、私のライフ・ワークは、メデタク終点に達した。』(p.120)
「ミチオ」(久司道夫氏。アメリカでマクロビオティックを広めた)のこともよく出てきます。
『私はコンナ態度のヤセギスの白面の青年の云うコトを大きな二十貫もあるような大兵肥マンの男や女のアメリカ人が一心にきいて、ついてくるのが一つの奇蹟だと思える。』(p.62)なんて書かれていて、久司氏へ注ぐまなざしの温かさを感じます。
桜沢氏の心情吐露も多く、他の著作とは違い、マクロビオティックというより桜沢氏本人の核心に迫ることができます。『私はソレほど、私自身については自信のない男であった』『私はドンナに非難され、攻撃されても、スラスラと、ヤスヤスとそれを受取ってしまう。決して反感をもつコトがない。』(p.13)
本書を読み、桜沢氏へ抱いていたイメージが変わりました。もっと厳格で恐ろしい人だと思っていたのですが、どうやら違うようです。情熱はあるけれど繊細で、向こう見ずに見えるほど自分の気持ちに正直な人。謎だった桜沢氏の輪郭が本書によってぐっとはっきりし、本当の先生のように親しく感じられるようになったのは大きな収穫でした。