『マクロビオティックを巣立った後の食生活』では2009年10月1日の全食事内容を紹介した。
あれからさらに四ヶ月。現在、私が一体どのようなものを食べて暮らしているのかご覧に入れたい。以下は、2010年2月2日と2月6日の全食事内容である。
2010年2月2日
朝食兼昼食:納豆ご飯・ごぼう汁定食
↑納豆ご飯・ごぼう汁定食(朝食兼昼食)
私の食事スタイルは、数年前から「一日一食」。あとは間食である。だから、その「一食」にはかなり気合いを入れる。
現在のお気に入りは納豆ご飯・ごぼう汁定食。この献立には、マクロビオティックの勉強と実践で得た恵みが詰まっている。見た目からしていかにも体に良さそうだよねと、食べる前に惚れ惚れと眺める。
食後は、「ごちそうさまでした、ありがとうございます、これで今日も元気に生きていけます!」と手を合わせる。
この清く正しい食事が終われば、あとは安心して好きなものを食べられる。
間食1:りんご
↑りんご(間食その1)
やっと無農薬りんごが手に入る時季となったので、皮つきのまま喜んで食べている。やはりりんごは皮ごと食べるのが美味しい。
(この無農薬ジョナゴールドは、自然食品のたいようにて、11月~3月まで購入可能)
間食2:胚芽ビスケット
↑三年番茶、胚芽ビスケット(間食その2)
オーサワジャパンの三年番茶とサンコーの胚芽ビスケットコンビである。
食後、熱々の三年番茶をすすりながら何かおやつを食べるのが好きだが、このビスケットもなかなかいける。小麦粉は国産で、三温糖使用。軽い食感で食べやすく、自分で決めた枚数を超えてついついたくさん食べてしまう。
間食3:ソフトあたりめ
↑純国産ソフトあたりめ(間食その3)
私は昔からイカ系の珍味が好物である。喉が渇くので頻繁には食べないが、今も、一ヶ月に一度ほどは食べたくなって買っている。
この、純国産ソフトあたりめは、その名の通りあたりめのわりに柔らかく、無添加で、甘じょっぱい味もついていて、お茶にも合うので気に入っている。
開封すると止まらず、全部たいらげてしまう! 「入っている量が多くないせいだよね」と自分に言い訳しているが……。
間食4:納豆巻き
↑納豆巻き(間食その4)
母がスーパーで買ってきた納豆巻きである。国産大豆の納豆を使用していると書かれていた。化学調味料も無添加である。スーパーの惣菜としては安心できる方だろう。母と半分ずつ食べた。
2010年2月6日
朝食兼昼食:納豆ご飯・ごぼう汁定食
↑納豆ご飯・ごぼう汁定食・ブロッコリーときんぴら添え(朝食兼昼食)
土曜日で仕事が休みの母が、いつもの納豆ご飯・ごぼう汁定食にゆでたブロッコリーときんぴらごぼうをつけ足してくれた。
撮影の段になって、「マクロビオティック的におかずが多すぎるかな……」と心配していた母。いや、私はもうマクロビオティックを終えた身だから! マクロビオティック的にどうこうということは、考えなくて良いのだ。
間食1:干し芋
冬限定で地元の自然食品店に入荷される干し芋だ。茨城県のおばあちゃんが一人で作っているものなのだという。これが、柔らかくて美味しい!
干し芋で銀歯が外れるという二年前の恐ろしい経験からしばらく干し芋から遠ざかっていたが、最近、また少しずつ食べるようになった。食べごたえがあって腹持ちが良い点が気に入っている。
間食2:煎茶と玄米パン
有機JAS認定の煎茶「緑風の舞」と、創健社の玄米パン(あん入り)。
この玄米パンは、マクロビオティック卒業後におやつとして採用された。マクロビオティック実践中は、黒糖使用とは言え、あんこが入っているものにはなかなか手が伸ばせなかった。
煎茶も、飲み物の中では陰性が強いということでマクロビオティック実践中は飲むのをなるべく避けていた! 今は、「煎茶、三年番茶、紅茶、ほうじ茶」の中から気分で好きなものを選んで飲んでいる。
間食3:みかん
↑みかん(間食その3)
無農薬のみかんである。
果物そのものをなるべく食べないようにしていたマクロビオティック実践中、食べるとすれば陽性度の高いりんごが第一候補にあがるため、みかんを食べることは少なかった。
今は、冷蔵庫に入っていれば1~2個食べる。水分が多くジュースのようなので、喉が渇いているときに食べるとさっぱりする。
間食4:自然派インスタントラーメン
↑油抜きインスタントラーメン(間食その4)
自然派のインスタントラーメンも、間食としてのお気に入りの一つだ。
胃もたれを防ぐため、麺だけを一度熱湯で煮て湯切りし、"油抜き"をおこなっている。
わかめやねぎを加えて作ると増量するので、一食分を母と二人で分けて食べた。
節制が効いている
以上、2010年2月2日と2月6日に食べたものをすべて紹介した。
こうして改めて見ると、かなり節制の効いた食生活だなと思う。
マクロビオティックをやっているという意識がないのに、マクロビオティック実践中のように食生活は整っている。
私にとっての理想が実現されているのを、喜ばしく思う。
これも、一度はマクロビオティックを深く学び、実践し尽くしたという経験があるからこそだ。
マクロビオティック実践中に、幾度となく欲望と闘い、ついに服従させたこと。何十回と失敗しながら、ようやくスナック菓子から足を洗えたこと。
あの経験はすべて、今の私の中に生きている。
苦しかった。もう立ち直れないと思うような失敗もした。けれど、今の自分の食生活を見て思う。
マクロビオティックをやって良かった。