ハメ外しのための普段の節制
私は、一日一回は「玄米・ごぼう汁基本食」のような栄養豊富な食事を摂り、その他の間食も「食の選び方の大前提」として書いた基準に合致したものを食べるように心がけています。
肉、卵、牛乳は基本的に避け、食べたいときはできるだけ薬類汚染のないものを選ぶ。
白砂糖をなるべく摂らない。
スナック菓子をなるべく食べない。
その他、なるべく国産・有機(無農薬)・無添加・自然食品メーカー製を選ぶ。
それは、健康を維持するためでもあり、いつかハメを外したいときのためでもあります。
たまにはジャンクなものも食べたい
ハメを外す……。
そう、私もたまには、無性に出前のとんかつが食べたくなることがあります。カップ麺やコンビニの惣菜パン、アイスクリームを食べたくなることもあります。
だからこそ普段は食べないのです。健康貯金です。そして、もう、どうしても我慢できない! 無性に食べたい!(もしくは、旅先などで自炊できない)という日に備えます。
日頃の食生活を質素に整え、健康の度合いを高めていれば、たまに体に良くないものを食べても健康が崩れにくいのです。要はメリハリです。
どの程度の頻度でハメを外せるかは、個々人の健康状態によります。私は、病気がひどいときは、それこそ十ヶ月間くらい、食べて体に大きな負担がかかりそうなものは一切食べませんでした。
現在もあまり無茶はしませんが、三ヶ月に一度くらいは出前のとんかつ弁当を食べています(国産豚を使っていることだけは確認済み)。
体に悪い中でもなるべくマシなものを選ぶ心がけ
国産で、有機栽培で、無添加で……。そんな基準から見れば、前述のカップ麺、コンビニ総菜パンなどは問答無用で「体に悪い」というカテゴリーに押し込めたくなります。
体に悪いんだからどれを選んでも一緒……。そう思って、何も考えず適当に買い物かごに放り投げたくなるかもしれません。
しかし、最後まで健康への悪あがきを忘れてはいけません。必ず裏の原材料表示を確認して、並んでいる商品の中からなるべくマシなものを選ぶようにしましょう。
たとえばカップ麺であれば、カラメル色素やリン酸塩が入っていないもの。コンビニ総菜パンは、亜硝酸塩が入っていないもの(ハム入りサンドイッチなどは注意)。
アイスクリームは、乳化剤や増粘多糖類の入っていないもの(添加物の少なさではハーゲンダッツがおすすめです)。
完璧に添加物を避けることは無理でも、似たような商品の中から一番マシなものを選ぶことはできます。
小さな差の積み重ねがのちのちの健康に大きく影響してくると思います。
良いものが悪いものを上回るように
ハメを外しすぎていないか確認するために常に意識していた方が良いのは、三日程度のスパンで考えたときに、最低でも良い食事の割合を2/3以上にするということです。
初日の食事内容があまり良くなかったという自覚があったら、あとの二日は節制して過ごすのです。
たとえば日曜日に、前述の「とんかつ弁当」を食べたとします。そうしたら、月曜、火曜は、「玄米・ごぼう汁基本食」+野菜や海藻のおかずで真面目に暮らします。
水曜日に、ファーストフードのハンバーガーやチキンを食べたら、続く木曜、金曜は再び真面目オンリーの食生活にします。
このように、「三日のうち二日は良い食事を摂る(全体の2/3以上は良い食事内容にする)」という心がけでいると、ハメを外しすぎるということがありません。
次項:食選びの大前提
次項『食の選び方の大前提として気をつけていることは?』では、なるべく体に負担をかけないための食選びのポイントを説明します。