運動による陽性化
その8(三年後、めまいをごぼう汁で治す)からの続き。
ごぼう汁を一ヶ月摂らなかった結果めまいが起きるようになり、再びごぼう汁を食べるようにしたところ治った。……というのが前回までの話でした。
しかし、このごぼう汁による陽性化の努力は、めまいを「改善」はさせても「完治」させることまではできなかったのです。
確かに、めまいは一時ぴたりと収まりました。けれど、数週間後、軽いものではありましたが、まためまいが発生したのです。
食事による陽性化だけでは足りない。だったら他にどんな対策がとれるか? 浮かんだのは「運動」です。
運動は体を陽性にします。陰性症状である「めまい」には効くはずです。
スクワットの代わりに踏み台昇降
私は、「二年後、簡単な体力トレーニングで筋力回復をはかる」に書いたように、2011年の夏から「スワイショウ」という腕振り回し運動と「スクワット」を始めていました。
しかしこのうち「スクワット」は、膝の痛みにより一ヶ月ほどで中断してそのままになってしまっていました。
スワイショウだけでは運動として不十分です。スクワットに代わるような運動は何か?
そこで目をつけたのが踏み台昇降です。
踏み台昇降のメリット
踏み台昇降には、
・下半身の筋力アップができる
・踏み台の高さや運動時間により負荷が調整できる
・膝への負担がスクワットより少ない
・季節・天候に関係なくできる
・狭い場所でもできる
などの良さがあります。
なるべくお金をかけずにやるために、雑誌を重ねてガムテープで固定したものを踏み台として使おうかと最初は思いましたが、適当なものを使って運動して逆に足を滑らせ怪我をする……なんてことがあってはいけません。
きちんとした運動効果を出すためにもそれなりの踏み台が必要だろうと思い直し、踏み台昇降用の台を購入しました。
踏み台昇降実践の強い味方「ステップウェル」
こちら。↓
↑COMBIWELLNESS(コンビウェルネス) ステップウェル2 STP78。
幅80㎝、奥行き30㎝の広々ゆったりサイズで、よそ見しながら運動をしていても足を踏み外す心配がありません。
↑付属のブロックで、10㎝から2.5㎝刻みで20㎝までの五段階の高さ調整が可能。
↑音楽CDが付属しています。毎分80ステップ(遅い)から10刻みで毎分120ステップ(速い)まで、各10分間のリズム音楽が収録されています。リズムを選んで踏み台昇降をすることで、運動強度を調整できます。
確実なめまいへの効果
踏み台昇降実践初日、私は、音楽CDに合わせて体力テストを行い、それによって今の私に最適だと思われた「10㎝の台で毎分110ステップ」というリズムで十分間の踏み台昇降を行いました。
すると翌日、ふくらはぎの激しい筋肉痛に襲われました。この筋肉痛は二日間続き、まともに歩くこともできませんでした。
しかし私はこの筋肉痛に踏み台昇降の可能性を見出していました。なんてことない運動に見えて、きちんとふくらはぎの筋肉に効いている。これを続けられれば肉体が鍛えられ、めまいも良くなるだろう。
そして、実際、踏み台昇降を行うことで、再発しかかっていためまいが治まったのです。
玄米・ごぼう汁基本食健康法+踏み台昇降
「玄米・ごぼう汁基本食健康法」の実践と、踏み台昇降をほぼ毎日(一日一回、10分間)。
この、食事と運動両面における努力の継続を続けることで、2012年8月から2012年12月の現在に至るまで、めまいを封じることに成功しています。
踏み台昇降の台は、当初は高さ10㎝だったものを現在は12.5㎝に上げ、音楽のスピードも毎分120に上げています。
膝に痛みも出ず関節への負担が少ないわりにしっかり汗はかいて運動効果を実感できる点が気に入っています。
たいていテレビを見ながら、ときには歯を磨きながら踏み台昇降することもあります。
無精をして、踏み台昇降をする頻度を二日に一度にしようとしたら、少しフラッとしたので、以来、できる限り毎日やるようにしています。
約五ヶ月続けていますが、ここまで続けられた運動はスワイショウ以外では初めてです。今後も続行して、めまい予防に努めたいと思います。
追記:2014年10月からウォーキングマシン
(追記:踏み台昇降はその後、一回あたりの実践時間を「10分」から「15分」に延長し、2014年9月まで、二年間以上ほぼ毎日行いました。
2014年10月からは「歩くときに使う筋肉」を鍛えるため、ウォーキングマシンでの歩行運動をしています。)