花の家~西武唯一の全席禁煙店
2013年、西武旭川店のレストラン街(B館10階)に新規オープンした「そば処 花の家」。北海道上川町産のそば粉を使用した「二八蕎麦」が食べられます。
↑西武レストラン街の中では唯一の全席禁煙店。それだけでも行く価値があります!
豊富な蕎麦メニュー
↑店の前に置いてあるメニュー表。盛り蕎麦から天ぷら蕎麦、かけ蕎麦まで、一通りの蕎麦メニューが揃っています。
奥のテーブル席
とりあえず入店し、窓際のテーブル席に座ります。
↑大きな窓から、駅前の建物群が見えます。
↑メニューの表紙には「上質な上川産の玄そばを石臼で丁寧に挽き、大雪山系旭岳の伏流水で風味豊かに打ち上げた二八そばです」と書いてあります。
とろろそばを注文
↑一番体に良さそうな「とろろそば」(780円)を頼むことにしました。
↑おしぼり。紙製ではなく、ちゃんと布のおしぼりというのが良い感じです。木製のおしぼり置きもお洒落な感じ。
↑温かいほうじ茶。
とろろそば…食べ方がわからない
↑さて! 運ばれてきました「とろろそば」。一見して、「……これ、どうやって食べるの?」と思いました。
今まで私が食べてきたとろろそばは、つゆが「とっくり」に入っていて、それをとろろに適量注いで混ぜ、蕎麦をからめて食べる感じでした。
けれどここの「とろろそば」は、つゆの入っている容器がストンとした湯飲み型。これをとろろに注ぐの? 注ぎ口もないのに難しいなあ。
とろろ容器には注ぎ口があったので、店としては「つゆにとろろを注いでほしい」と考えていたのかな? でもそれだと味の調節ができないし……。
結局、とろろにつゆを入れて食べましたが、やっぱりちょっと難しかったので、つゆの容器を注ぎ口つきのものにしていただきたいなあと思ったりします。
とろろたっぷりなのは良い
とろろそば自体はなかなか美味しかったです。とろろがたっぷりあるのが良かった。
そばは、香りはあるものの、麺がちょっと軟らかいかな? でも、量が十分にあってお腹が満たされたのが素敵ポイント。
蕎麦につけるつゆがなくなった
しかし食べている途中でまた問題が。「とろろ+つゆ」を完全消費してしまい、「蕎麦はあるのにつゆがない」状態になってしまったのです。
つゆを追加してもらって事なきを得ましたが、蕎麦を食べていてつゆが足りなくなるというのは初めての経験でした。
盛り蕎麦だったらちょうど良いつゆの量だったのかもしれませんが、とろろそばの場合は最初からもう少しつゆを多く出していただけると良いのかな。
↑最後のそば湯。
そんなこんなでちょっとハラハラした食事時間となりましたが、落ち着いた雰囲気の店内で、くつろげました。西武で、「おしゃべりしながら軽く食事をしたい」なんてときに良いお店だと思います。
追記:閉店
2022年追記:上記「そば処 花の家」は、西武旭川店閉店(2016年9月末)後も駅前のイオンモールに移転して営業を続けてくれていましたが、残念ながら2021年5月で閉店(*1)してしまいました。(参考*1:食べログ)
「そば処 花の家」に初めて訪れたのは西武旭川店内に新規オープンしてから間もない頃で、開店記念品としてペットボトルのミネラルウォーターをいただいたりして、そんなことがついこの間のことのように思い出されるのに、閉店とは寂しいです。
またいつかどこかで営業が再開されたときは追記したいと思います。
2023年追記:永山の「そば処 山乃屋」(旭川市永山3条14丁目3-1)の跡地に「花の家」が移転して2023年8月4日に開店したと地元のフリーペーパーに掲載されていました。頑張れ花の家!
料理内容だけで言うと、そつがなく、とても無難なお店という印象です。
しかし! お店の心意気はとても素晴らしいと思います。まず全席禁煙。これが、喫煙可能場所の多い西武旭川店の中においてどれだけオアシスか。その点だけで本当に拍手を送りたい。
そして、「上川町産のそば粉」を使っているのも嬉しいところ。地産地消ですね。
西武旭川店のレストラン街はあまり賑わっていないので、ぜひ「花の家」さんには頑張っていただいて、人気店になってほしいなと思っています。
(2022年追記:上述したように、「花の家」は閉店してしまって、2013年時点で思っていた「西武旭川店レストラン街の人気店になってほしい」なんて思いはもう、西武もなくなっちゃっているし、「
西武はもう無理でも、「花の家」さんにはまたいつかどこかで……と思っています。)
(2023年追記:なんと今年の8月に「花の家」さんが永山で営業を再開してくれました! 一度閉じたお店が再開するのは珍しいと思うので嬉しいです。食べログ情報によると全席禁煙とのことでこれまた嬉しい!)